【 誰でもできるUSBポート・USBメモリの掃除方法。100均アイテムを活用 】

USBメモリは掃除したほうがいい?

データの保存や移動に便利はUSBメモリは、いろいろな場所へ持ち運び、直接手で触るので、しばらく使っていると汚れてしまいます。

USBメモリの汚れをそのままにしてしまうと、不具合が生じたり、挿入するPC側にも汚れが付着してしまうので、たまに掃除して清潔に保っておくのがおすすめです。

目次

USBポート・USBメモリはなぜ汚れるのか?

USBメモリは持ち運んで使うことが多いのでどうしても汚れがつきやすいものです。

また、ほとんどのパソコンはUSBポートにふたやカバーはついておらず常にむき出しの状態のため、ほこりや水分が入る場合があり、汚れたUSBポートにUSBメモリを差し込むと、もちろんUSBメモリも汚れてしまいます。

USBメモリはふたがついているものがほとんどですが、ふたをせずに保管することも当然汚れの原因で、汚れや水分が付着したまま放置していると、金属部分がどんどん錆びていってしまいます。

汚れて読み取れなくなる不具合が発生することも

USBポートやUSBメモリの汚れは接触不良の原因となり、データ読み取りに不具合が発生します。
USBメモリの抜き差しが出来なくなる、データが破損してしまうなど、汚れたままにしておくことはデメリットしかありません。

 ほこり程度なら軽く拭いたりエアダスターで吹き飛ばしたりと簡単に掃除できますが、錆びてしまうと簡単には掃除ができなくなってしまいます。
 自身のパソコンやデータを守るためにも、定期的にUSBポートを掃除することがおすすめです。

 「パソコンやUSBメモリの掃除は難しいのでは」と思われる方もいるかもしれませんが、実はとても簡単で、道具はドラッグストア・ホームセンター・100均で買えるようなもので揃います。

汚れた状態

実際に汚れているものと、掃除後を比べてみます。
【USBポート掃除before】
手前の方だけでも、だいぶほこりがたまっているのが分かります。
よく見ると接触する端子部分も黒くなっているようです。

【USBポート掃除after】
ほこりがなくなりきれいになりました。

【USBメモリ掃除before】
手前のUSBメモリが汚れているものです。
奥の新品と比べて接続部全体がくすんでおり、抜き差しの動作で付着した筋状の汚れ、小傷も見えます。

【USBメモリ掃除after】
掃除後はくすみや筋状の汚れが改善しています。
内側を拭いた綿棒には黒い汚れが付着しているのが分かります。

掃除に使うもの

綿棒

ドラッグストアなどで買える普通のもので大丈夫です。細かい部分を拭くのに使います。
100均でスマートフォンのポート清掃用の先端が細くなった綿棒も売っています。より細かく掃除したい場合にはそちらを活用するのがいいでしょう。

ティッシュ

こちらもエタノールや接点復活剤をつけて拭くのに使います。
眼鏡拭きなどのやわらかい布でも構いません。

無水エタノール

機械は当然ながら水に弱いので、汚れを拭きたい場合は無水エタノールを使いましょう。
揮発性が高く拭き上げた個所はすぐに乾きます。

ドラッグストアやホームセンターで購入できますが、注意していただきたいのが「消毒用エタノール」だと水が含まれており接触部につけると逆にダメージを与えてします。
必ず無水エタノールを使ってください。

接点復活剤

接点復活剤は潤滑油のひとつです。
金属の表面は凹凸になっていて、USBメモリをポートに差し込むと接触する凸部分で通電します。
接点復活剤をつけることで凹部分からも通電するようになり、安定した通電状態にしてくれるのです。

また、汚れを除去する成分、腐食防止の成分も入っているため、これひとつあればUSBポート、USBメモリの掃除ができます。
汎用性が高いため、無水エタノールとあわせてパソコン清掃のために持っておきたいものです。
接点復活剤はホームセンターなどで購入できます。

USBポートクリーナー

USBポートに抜き差しするだけで掃除してくれる、使い方も値段もお手頃な便利道具です。
   頻繁に掃除はしない、接点復活剤を買うほどでもない、自分で色々とやるのは不安、という方はUSBポートクリーナーを使うといいでしょう。
Amazon:USBポートクリーナー  

掃除の手順

実際にUSBポートを掃除していきます。

今回掃除につかったのは4点です。
  ・綿棒
  ・ティッシュ
  ・無水エタノール
  ・接点復活剤

汚れを落とすだけなら無水エタノールのみで構いませんが、接触不良の解消のため接点復活剤も使って清掃します。

それでは手順をご紹介します。

①パソコンの電源を切る
 胡椒の原因になるので必ず電源は落としてから掃除をしてください。

②綿棒に接点復活剤を吹き付ける
直接USBポートにスプレーしてもいいですが、細かいところまで拭きたかったので綿棒を使いました。

③綿棒で内部を掃除
奥まで入らない時にはUSBポート差し込み口のサイズに合わせて折りたたんだコピー用紙に接点復活剤を吹き付けて抜き差しすると、奥まで届きます。

④ティッシュに無水エタノールを含ませてポート周りを拭き上げ
外側にもほこりが付いているのできれいにします。
水や洗剤で拭くと故障してしまうので、USBポート、USBメモリを掃除するときは無水エタノールを使います。
もちろんパソコン以外の電子機器にも使用できます。
  火気厳禁ですので、火の近くでは使わないようにしてください。

⑤最後に電源ONして認識されるか確認
無事USBメモリが認識されました。
ポート清掃しても認識が不安定な場合は、USBメモリも掃除してみてください。
  掃除の注意点として、強く擦りすぎたり、無理に綿棒を押し込んだりはしないでください。
USBポート・メモリはデリケートですので、汚れを落とすどころか壊すことになってしまいます。
ゴシゴシしなくても汚れは十分に落ちます。

汚れが原因のトラブル症状

USBポートが汚れにより接触不良を起こすと、通電状態が安定せずUSBメモリを認識したりしなかったり、接続と取り外しが勝手に繰り返されるなど、不安定な接続状況となります。

USBメモリを何度か抜き差しすると認識される、また別のUSBポートでは正常に認識される、などの場合はUSBポートの汚れが原因で起こっているトラブルの可能性が高いです。

抜き差しをしたり別のポートにさしたりしても読み取らない場合は、ポートではなくUSBメモリの汚れや破損が疑われます。

こんな症状なら故障

もちろんUSBメモリが認識されない症状は汚れだけが原因というわけではなく。そもそも故障をしていた場合もあります。

 故障の場合
  ・抜き差しをしても全然認識しない
  ・エラーメッセージが表示される
 といったことが起こります。

 接触不良が起こっているだけであれば、何度か抜き差しすることで認識される場合があります。
 全く認識しない時には故障を疑ってください。

 エラーメッセージが出る場合はUSBメモリは認識されていますので、物理的な故障ではなくデータの破損、システムの不具合が起きている可能性があります。
 エラーメッセージが出たらパソコン内部での問題ですので、早めに修理に出しましょう。

依頼方法

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